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2007年5月 6日 (日)

リレー小説SS「流されて下僕島 disruption」 Act.1「襲来」

勢いで・・・・。

今回からdisruption編です。

正確には序章はこのAct.1まで。本編は次からです。

※最後書き換えました。(22:56)

「何で、何で何で!?」

小夜は顔を真っ青にして叫んでいる。

「茂、こっちきなさいっ!」

と、エミリー様がボクを投げ飛ばす。

「何で・・・」

「茂君は生きてるんですか?」




リレー小説SS「流されて下僕島 disruption」

Act.1「襲来」




シャーーー

かすかな駆動音が聞こえる。

この機体は四天山時財閥のフレームメーカー、ZAN社の第四世代フレーム、AN-30(の改造版)だ。そりゃもうベ○ツもクラ○ンも吃驚の静かさだ。

主に隠密行動に適するこのフレーム、値段は高いのだが、今までいろんなことをしてきたため金ならいくらでもある。

足りなくなれば銀行を襲撃すればすむこと。

革のシートが心地よい。

これがただのゲーム内のVGSと言うのが驚きだ。

本来ならば俺はゲームセンターのコックピットで堅いシートに身を包んでいるはずなのだ。

もっとも、アンダーグラウンドな活動するときには場所を変えるが・・・・。

この場所はいい。強者がいくらでも集まってくる。暇つぶしには最適だ。




ん、1000ほど前方に敵か。あいつはこないださんざん罵って家に帰してやったのにまたきてやがる。こんどこそここにこれないようにしてやろう。

俺は静かに加速した。音もなく相手の後ろ150のところまできた。



「ん?」

フレーム自体が減速し始めている。というか急停止した。

「バグかな。メーカーにあとで思いっきり文句を言ってやろう。」

と思い、セーフモードで再起動。これでも気がつかない相手は難聴だ。確定だな。

「あれ?」

画面自体がぶれている・・・・?

こんなことありえるのか?

―――カサッ―――



後ろをとられた! さっきのやつじゃない誰かに!

普通なら気がつくのになぜ・・・・

にしても誰だ。

・・・と、左右にもフレームが動かないのに気がつく。

「おかしいなー。やっぱり人柱になるんじゃなかった。」

これじゃゲームが終わった後ブーイングの嵐に遭うのは容易に予想がついた。

「とりあえずログアウトしよう。」

ログアウト操作をする――

「ログアウトボタンがない?!」

というか操作をすべて受け付けなくなっている。

後ろの敵が少しずつ近づいてきた。俺のカンだとあと50といったところか。

画面が突如としてブラックアウトした。

「絶対に訴えてやる・・・」

突然画面表示が復活した。

「ようやくサポートが動いたか・・・・」

と、画面の中央に表示が。


「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ・・・」


―――自決装置作動中―――



え?ゲーム内ちはいえ頭が真っ白になった。

「まったく、制作者も粋なものだな。ブラックジョークかよ。」

にしてもこんなコマンドあったっけ? このゲームで自決なんて必要ないと思うが・・・。

「ピピピピピ・・・・・」

ビープ音の間隔が短くなってきた。 この心臓の高鳴りは心地いい。 このジョークを考えた開発者に乾杯!

「ピ―――――――」

と同時に頭の中が一気に暑くなった。

まるではち切れそうな感じがした。血が集まっていくような感覚に襲われる。

足も、手も、動かない。

眼球が飛び出しそうだ。

音も聞こえない。

なにかがおかしいと感じ始めていた。

そんななか、かろうじて視覚だけは残っていた。

目の前にさっきまで後ろにいたフレームが回ってきた。

純白のフレーム。

手には黒い大鎌。

首に刃がかけられている。








刹那、生理的恐怖を覚えた。

「た、助けて、助けて、たすけて、タスケテ・・・・」

「だれか、タスケテ、たすけてくれ!!」

刃を引く。

油断していたことに気づいたが、同時に手遅れであることも理解していた。

襲撃-revolution-はまだ始まったばかりだ―――

――そう――

――ここからボクの革命は始まる――

――この――

――大自然に囲まれ――











――機械にとらわれた閉鎖空間で――












「あ、あ、あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ぁァぁぁぁァぁぁぁぁァァァぁぁぁぁァァぁぁぁっ!!!」

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